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2018年2月1日

日々精進!1月活動報告⑤ 岩手県紫波町 宮城県女川町 視察を終えて

2018/02/01

こんにちは。永渕ふみたかです。皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、今週は先週お伝えしたように、岩手県紫波郡紫波町と宮城県牡鹿郡女川町の視察報告をさせていただきます。しかし朝の挨拶運動をしていても0℃以下の日がここのところ続いているので本当に日々寒いですねあと二週間はこの寒さが続くそうで・・・トホホな日々が続きますが、寒さに負けないよう頑張ります(^ ^)

 

 

 

女川町にて 会派のメンバーと町役場の職員の方と

 

 

 

 

それでは、活動報告を致します。

 

 

 

活動報告(01月22日~01月28日)

 

 

 

01月22日月曜日 視察先移動日

 

 

 

01月23日火曜日 視察一日目 岩手県紫波郡紫波町:『オガールプロジェクトについて』

 

岩手県紫波郡紫波町にて、駅前開発事業オガールプロジェクトの視察を行いました。紫波町は、平成29年度の一般会計予算が、138億6,519万円の岩手県中部に位置する人口33,290人の町です。オガールの言葉の意味ですが、 “成長”を意味する紫波の方言である「おがる」と、”駅”を意味する フランス語の「Gare(ガール)」の2つの言葉から冠された造語です。オガールプロジェクトは、国の補助金に頼らない公民連携の地方創生モデル として現在全国の自治体から注目されている事業です。紫波町の中心部、紫波中央駅前には、図書館、産直マルシェ、子育て応援センター、カフェ、貸スタジオなどを備えた「オガールプラザ」、ホテル やバレーボール専用体育館を備える「オガールベース」、バーベキューなどが自由に楽しめる「オガール広場」があり、町民の憩いの場所としてのみならず、年間で94 万人の観光客が訪れる場所と現在なっています。1997 年紫波町は、まちの中心部、紫波中央駅前の土地 10.7 ヘクタールを 28.5 億円で購入したそうですが、その土地は不景気な世相の煽りを受け、開発することができず維持費用がかさみ「日本一高い雪捨て場」と言われていたそうです。そこで、紫波町が起死回生の策として仕掛けたのが、このオガールプロジェクトです。PPP(Public Private Partnership)と呼ばれる公民連携の手法で、町の財施負担を最小限にしながら、役場庁舎の移転や、新図書館の建設などに取り組むというものでした。当時の町長とともに、この計画を民間の立場から紫波町出身でUターンした都市開発に詳しい地元の人物がけん引。「ただ公共事業を待つだけでは仕事は来ない。」と、先ほど示した PPP の手法を町に提案しました。町長も 2007 年に「公民連携元年」を宣言し、町役場の関係部署に横串を刺す「公民連携室」を新設。計画の当初は、懐疑的な論調も多く、関係者は落胆も多かったそうですが、それでも町民の理解を少しずつ得ながら、着実に計画を進め、現在では補助金に頼らないまちづくりとして、政府が進める「地方創生」の 先駆例として話題にもなっています。さて、今回の視察を通して、駅の再開発をおこなう上で必要なものが見えてきましたので、項目で分けて報告させていただきます。

 

 

1,官と民が共にリーダーシップを示す必要性

 

オガールプロジェクトは、「他でやっていれば紫波町ではやらなくていい。」と公言し、新しいまちづくりを目指した市長と紫波町にUターンした地元会社経営の民間人が力を発揮していたことが視察を通してわかりました。官の弱点と民の得意分野を知り尽くした人々が、 パワーバランスの均衡を保ちつつ、強いリーダーシップを示す。駅前の再開発には、このような姿勢が官にも民にも必要だとオガールプロジェクトを通して感じました。

 

 

 

2.官と民との間を埋める試みの必要性

 

官で物事を進めようとすると時間がかかります。透明性、平等性を求められるからです。むろん議会でのチェックも受けなくてはなりません。しかし民間で要求されるのはスピードです。官と民はそもそも考え方に隔たりがあるわけです。オガールプロジェクトでは、官と民がスムーズに連携するためのエージェントとして公共を理解した民間会社オガール紫波株式会社を設立この会社にオガールプロジェクト推進・調整の役を担わせています。現在は、オガールプラザ内の産直「紫波マルシェ」の管理運営をおこなっていて、マルシェの売り上げが、主な収益だと担当者は話してくれました。マルシェを作ろうと言ったのは、紫波町の町民だとも聞きました。町民と議論をする過程で、町民からのリクエストに応えて始めたことが利益を生み出し、結果、オガール紫波株式会社は、エージェント業にも安心してチカラを入れられる環境になっている。今後の佐賀市を考える上でも参考になる事案であると感じます。

 

 

 

3、市民がそこに留まる空間である必要性

 

公共施設や商業施設を一箇所に集中にするコンパクトシティの試みをおこなうことで、駅周辺の利便性が上がり、生活住民が駅周辺に増えます。そのことで心臓部たる駅(JR)も潤うことができます。オガールプロジェクトでは、施設内の文化施設の充実を感じました。図書館があり、音楽スタジオがあり、カルチャーセンターがあり、そこで学んだこと、趣味などを発表するスペースもある。そして、それを楽しむ人々もいる。駅周辺に人が集い、そこでそれぞれの時間を消費する居場所作りは駅の再開発に求められる部分であると思われます。

 

 

 

4、官の創造性を生かす必要性

 

官という組織は、課題の抽出は得意ですが、創造的な仕事にトライすることは苦手です。オガールプロジェクトでは、図書館の運営を、教育委員会所管から切り離し、町長部局がやっていました。慣例から切り離すために、全く新しい部署で新しい創造で運営をすることは悪い考えではないと思えます。官の慣例主義を否定はしません。慣例とは先人の知恵の結集でもあるからです。しかし、大きなプロジェクトを動くとき、官が創造を持って仕事をしたのか?、慣例に乗っ取って仕事をしたのか?で、その自治体の未来が見えてきます。大きなプロジェクトの時ほど、官の特に若い職員の創造性をフルに活用しようとする努力が求められます。

 

 

 

 

まとめになりますが、ハードの整備が終了したばかりのオガールプロジェクトの真価は今から問われると思います。今後ソフト面でどのようなアプローチをしていくのかを注視しつつ今回の視察を佐賀駅の周辺整備に生かしていこうと考えています。余談ですが、施設内にあった専用床のバレーボール専用コートは素晴らしかったです。公共施設とは、公共性を求めすぎて、何もかもを網羅する施設になりすぎるところがあるので、専用施設を作ることで差別化を図るという考えも悪くないと思えました(*^-^*)

 

 

 

 

 

 

 

 

オガール内の産直「紫波マルシェ」

 

 

バレーボール専用コート 専用の床材を使用し、

バレーボール日本代表も使用しています。

 

 

 

 

 

 

私たちは雪が深い日の視察でしたが、

夏はバーベキューが自由にできるそうです。

 

 

会派のメンバーとオガールプラザにて記念撮影

 

 

 

01月24日水曜日 視察二日目 宮城県女川町:「駅前ふれあい事業について」の視察

 

宮城県牡鹿郡女川町は、平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災 において壊滅的な被害にあった町です。(死者 572 名。住家被害総数:4,411 棟)女川町の予算は、平成29年度一般会計予算が516億9,000万円(その内、復興費245億9,808万円)人口は6,600人の町です。壊滅的被害から立ち直り、駅周辺の再整備を成し遂げ、前に進み始めた女川町の駅前ふれあい事業についての視察をこの日はおこないました。女川町では、震災後、住宅地を安全な高台へ整備することとし、女川駅を中心とした公共施設や商業・観光施設などを駅周辺に集めコンパクトで便利な市街地を作りました。先述した紫波町に似ている印象を視察時に感じたのですが、職員の方によると紫波町のオガールプロジェクトを参考にしたとおっしゃっていました。駅の周辺に町民が気軽に立ち寄ることのできる女川町まちなか交流館を建設。交流館の中には、開放感のあるロビーや多人数収容のホール、会議室・多目的室、ドラムセットを完備した本格的な音楽スタジオ、調理室、キッズコーナーなどがあり、各世代が気軽に訪問できる雰囲気ですまた隣接する商業施設には、日用品・工房・飲食エリアがあり、町民の日常生活をサポートする商業機能だけでなく、観光客の需要に対応した機能も合わせ持っていると感じました。

 

視察冒頭、女川市職員の方が、(駅前周辺のまちづくりは)

 

 

「いかに危機感が持てるかが大事である。官だけで駅前事業ができることはない。」

 

 

とおっしゃったことが印象に残りました。

 

 

 

そこに住む住民が、本気で立ち上がらない限り、住み良い駅周辺にはならないということかもしれません。女川は、壊滅的な被害の後に、女川町復興連絡協議会が民間主導で発足し、行政の女川町復興計画だけでなく、民間独自の復興計画が町と議会に提出され、「町民の女川の町は俺たちが守る。」という思いを旗印に民間主導・公民連携のまちづくりが展開されてきました。これは、震災を受けた町だからできたことと捉えるべきではないと私は考えます。人口減少を見据えた都市構造を創造し、住む人々の活力の維持を図ることは、佐賀市においても同じ局面であると考えます。商業施設の喪失が間近に迫る当市において我々は、もっと危機感を持ちアイデアを共有する必要がある気がします。その機会をどのようにして作っていくのか佐賀市と議会にもまたその真価が今問われているのかもしれません。行政と議会、産業界、住民、みんながひとつになって一人ひとりが主体的にまちと関わり、まちをつくる原動力となった女川町。

 

 

担当者は、それを『四輪駆動で動くまち』とおっしゃっていました。

 

 

心に刺さる言葉です。

 

 

 

人口減社会が間近に迫る今、50年後の佐賀市の未来を想像し、

便利だからという理由で駅周辺整備をおこなうことがないようにすることが

我々市民に求められているのかもしれません。

今回の紫波町と女川町の視察

佐賀駅の今後の駅前周辺整備をおこなう上で参考にしたいと思います。

以上視察報告といたします。

 

※この日の夕刻帰佐しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

公共機能と住居を高台に上げ、駅前周辺の商業圏は

迅速に避難できる場所に設定されていました。

 

 

復興の歩みも駅前のまちなか交流館に展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

女川町の駅前周辺は初日の出スポットとして話題になっているそうです。

景観を意識した駅周辺のまちづくり

佐賀市でも参考にしたいです。

 

 

木のぬくもりのある飲食スペース 

 

 

見学自由のギター工房 駅前に集い楽しめる仕掛け多し

 

 

 

仕事・創業の出会いの場所 女川フューチャーセンター

 

 

フューチャーセンターでは、

ロボットのPepper(ペッパー)くんがお出迎え

 

 

 

女川駅 温泉施設が併設されていました。

 

 

 

 

佐賀からも多数ボランティアがお越しになっていたようです。

施設の壁面に応援メッセージが飾られていました。

 

 

 

 

 
01月25日木曜日 永渕ふみたか通信の配布。 校区近郊エリア外の皆様へ通信の配布をして回りました。

 

 

 

01月26日金曜日 永渕ふみたか通信の配布。お昼は明日の地域子ども教室の校内放送実施。夜は校区にて第3回若楠まちづくり座談会に出席。全体会は、この日でいよいよ最後となり皆様の貴重な意見を参考に若楠校区のまちづくり協議会設立まで後一山(ヒトヤマ)というところまで来ました。まちづくり協議会発足まで、これからも校区民の皆様と共に走っていきます(^-^)

 

 

 

 

 

 

少しずつ、校区の夢プランが出来つつあります。

 

 

01月27日土曜日 午前は、地域子ども教室 この日は親子料理教室の日。参加人数も多く、運営側としては嬉しい限り!(^^)!この企画には、校区のヘルスメイトさんが毎年協力してくれています。前日から仕込み準備をしていただいたとのことで、校区の親子のためチカラをいただけたことに心から感謝です。お昼からは人権ふれあい映画上映会に出席。聲の形という映画を鑑賞し夕方より佐賀北高等学校常任理事会に出席。佐賀北高等学校の同窓会北楠会の先輩方と懇親をし、その後シシリアンライスdeどっとこむの西日本B-1グランプリin明石に参加した関係者との反省会に出席しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

メニューは麦ごはん、味噌マヨホイル焼き、中華スープ、

人参ドレッシングサラダ、フルーツヨーグルト寒天

私も美味しくいただきました。

 

人権ふれあい映画上映会 東与賀にて

 

シシこむメンバーとの反省会

明石市への遠征お疲れ様でした(^-^)

 

 

 

 

01月28日日曜日 この日は、第66回佐賀市校区対抗駅伝大会に応援参加。校区代表の参加者にはインフルエンザ療養明けで走った方もおいでだったとのことで参加者の各校区代表の皆様本当にお疲れさまでした。

 

 

雪が舞う寒かった開会式

 

 

 

 

 

関係者の皆様の力走に感動(T ^ T)

参加者の皆様寒い中おつかれさまでした。

 

 

 

 

 

最後は、先週の印象に残った写真のご紹介です。市報さが平成30年2月01号12ページに西日本B-1グランプリin明石での佐賀の児童の活躍が記事として掲載されていますお読みいただければ嬉しいです^ ^
 
 
 
 
 

 

 

市報さが平成30年2月1日号(No.297)はこちらでも読むことができます。

 

 

 

 

さて、私も風邪を引いていましたが、現在は、完治し今は絶好調です^ – ^

 

 

日々精進!来週も活動頑張ります。

 

 

永渕ふみたか

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