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2018年9月26日

日々精進!9月活動報告② 9月定例会一般質問を振り返る

2018/09/26

こんにちは。永渕ふみたかです。皆様いかがお過ごしでしょうか?9月26日、議会一般質問の日程が終わりました。のべ8日間31人が登壇しました。私は、今回、三点の質問を致しました。答弁のまとめが追いついていませんが、今議会も佐賀市と建設的な議論が出来たと考えています。今日は、今回の内容を詳しくブログにてお伝えします。

 

 

 

 

 

一点目は、大人のひきこもりについて質問しました。

 

 

ひきこもり。

仕事や学校にいかず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅にひきこもっている状態のことと、厚生労働省は定義しています。政府は今年度初めて「中高年世代のひきこもり」について実態調査に乗り出すと発表しました。これまで、ひきこもりは若者の問題と捉えていたこの国は、15歳から39歳までしか、ひきこもり者の推定人数の調査をしてきませんでした。この15歳から39才までの調査において、ひきこもりの推定人数は54万1千人という数が現在把握されています。この調査において、ひきこもりの推定人数は確かに減少傾向にありますが、「7年以上」ひきこもっているという人の数は増加しています。有識者の話しを参考にすると、実態は150万人以上この国にひきこもりの方がいるのではないかという見解もあります。ということで、佐賀市に、以下の点について質問しました。

 

 

質問事項

 

 

1.佐賀市はどのような種類の支援策をお持ちなのか?

2.ひきこもり予備軍と呼ばれる不登校者の人数を教育委員会では把握されているか?

3.学校教育現場で不登校者に対して、どのような支援をされているのか?

4.青少年センター内には、子ども若者支援室というものが存在するが、こちらではひきこもりに関する相談などはないのか?

5.大人のひきこもりの現状はこの佐賀市でどうなっているのか? 40歳以上の大人の引きこもりの相談実績を知りたい。

6.大人のひきこもりに関しての実態調査など佐賀市がやらなければならないこと、やれることまだあるのではないか?

7.大人のひきこもり問題に関して、未来を見据えた取り組みや仕掛け作りをもっとやる必要はないのか?

 

ここがポイント

 

 先日NHKで放送されたクローズアップ現代+「ひきこもりルネサンス!生き抜くためのヒントが次々登場!」を参考に佐賀市と議論しました。その番組では、大人のひきこもりを乗り越えようとしている二組が登場していました。1組目は、実家で両親と暮らしながら東京の企業に勤めておられました。驚いたのは、その職場というのが、ひきこもっているご自身の部屋だったことです。IT企業の社員としてホームページの制作や管理などの業務にたずさわられておられるこの方を雇っているこの会社は、社員のほとんどがひきこもりの当事者なのだそうです。この会社の社長さんは、ひきこもり者のこまやかで真面目な性格は環境さえ整えば大きな武器になると考えていますとテレビでおっしゃっていました。もう一組は、中山間地で暮らすNPO法人「共生舎」です。ひきこもり経験者など17人がそこでは共同生活を送っていて、月々の負担は食費や光熱費、家賃などを合わせて、1万8000円。生活費は地域の人たちから頼まれるアルバイトで得ているそうで、テレビでは、近くのキャンプ場の清掃の仕事をひきこもり者の皆様されていらっしゃいました。田んぼの手伝いや梅の収穫などもお手伝いされており、人手不足に悩む地域の貴重な働き手に現在なっているのだそうです。地元の人に感謝されることに生きがいを感じ、この地域に根づく人。ここでの経験を機に新たな就職先を見つける人と、進む道は、さまざまなのだそうです。大人のひきこもりを語るときに、行政は、就労支援の話しをしがち、それはもちろん大切ですが、テレビでも言っていたのですが、ひきこもりの方に就労がゴールではなくて、生きていくことそのものがゴールになる施策を今後行政は打ち出す必要があると感じます。佐賀市長は、日経新聞の対談記事で、若い人は勤務先から離れたところで仕事をする発想があるとおっしゃっており、デジタルワーカーにとっても住みよいまちとして佐賀市は選ばれるポテンシャルがあるとの推測もあります。また、中山間地の活力維持は、佐賀市のまち・ひと・しごと創生総合戦略でも提唱しています。大人のひきこもり問題について、未来を見据えた取り組みが、今佐賀市に求められています。今後も佐賀市とこの問題、議論していければと思います。

 

 

 

 今年の夏は、大阪にて大人のひきこもり問題を考える

というテーマの講義も受けていましたので、

質問の際、参考としました。

 

 

 

二点目は、SNSについてお聞きしました。

 

 

質問事項

 

 

1.佐賀市が現在展開する公式SNSの数とその目的は?

2.公式ホームページとの違いは?

3.緊急時に佐賀市の公式ツイッターをこれまで活用してきたのか?

4.緊急時どのような形でSNSにて情報を発信していくのか?

5.現在、教育委員会が把握されている児童、生徒のSNSの利用実態を示してほしい。

6.SNSに関する家庭ルールが上手く機能しているかのダブルチェックを学校にはやっていただきたいのだが、どう考えるか?

 

ここがポイント

 

さて、2017年3月31日に北海道電力の公式ツイッターが本日3月31日をもちまして更新を終了いたします。とつぶやいて、ツイッターの更新を終了しました。ところが今年9月6日未明に北海道で発生した最大震度7の北海道大地震の際、電気供給がストップしたブラックアウト現象が起きたとき、1年半ぶりにツイッターの更新を再開されました。北海道電力のホームページに地震後、緊急情報を欲しがる市民のアクセスが増えすぎて、サーバーダウンをおこし、市民から復活させて緊急情報を流してほしいとの声が聞かれたことでの対応のようでした。そういうことも想定するとSNSにも緊急時の情報発信の意義があると感じます。議会はチェック機関ですので、今回、佐賀市に厳しくお伝えしたのは、7月豪雨時の佐賀市公式twitterでの緊急情報についてでした。特に市民が情報を必要とした7月6日(金)の佐賀市公式twitterの発信は0回でした。佐賀市の公式twitterには、緊急情報を発信するとの記載があります。熊本地震が起こった2016年4月14日、15日。この際は、佐賀市の公式twitterは、4月14日に31回のリツイート8回の公式ツイートにて災害情報を流しています。4月15日には、53回のリツイート13回の公式ツイートにて災害関係の情報を流していました。しかし、今回の大雨の際は、一度も情報を発信していません。災害時にSNSでどのように発信するかのルールを決めていなかったことが原因と考えられます。そもそも市がそこまでやらなくてはならないのか?と考える市職員の方もいるかもしれませんが、市民目線で見れば、身近となったSNSでの情報発信は不可欠ではないかと私は考えます。なによりも、熊本地震では、「怪我などしないようにご注意ください。」「津波の心配はありません。」などの市民を心配し、ツイートを発信続けた痕跡が見られます。私は、その部分にその当時、発信を続けた市職員の市民への思いを感じ取れました。私は議員なので、市職員に対して、市民へ常にしっかり関心を傾けているのかを問いただしていくことも責務だと思っています。市当局の今後の変化をしっかり見守りたいと今考えています。

 

 

 

 

 

 

2016年4月15日佐賀市公式ツイッターの内容

 

2018年7月の佐賀市公式ツイッターの内容

 

 

一般質問ピックアップ 佐賀市議会

↑ 佐賀新聞にて、取り上げていただきました。

 

 

 三点目は、文化芸術に市民が親しむことができる環境づくりについて聞きました。

 

質問事項

 

1.佐賀市文化・芸術人材バンク事業が昨年より始まっています。この試みが始まった経緯を聞きたい。

2.昨年からはじめたこの事業、現在の登録芸術家は5名のみという現状をどう捉えているのか?

3.(芸術家への)リスペクトを形にではないけど、芸術性の高い優秀な作品などを創作し活動を展開しようとしている芸術家を顕彰し選考をおこない奨励賞を贈る試みを佐賀市において展開できないか?

4.人材バンクの充実を図っていただき、文化芸術の発展また芸術を通しての人づくりを佐賀市に進めていただきたい。今後の佐賀市の決意を聞きたい。

 

ここがポイント

 

佐賀市文化・芸術人材バンクを佐賀市が始めたことは評価しています。自分も地元で子ども会やっているので、イベントで佐賀市で活躍している芸術家を呼びたいと思うのですが、どうコンタクト取るのか?分からなかったので、このような試みをやってくれることは感謝をしています。しかし、昨年からはじめたこの事業、現在の登録芸術家は5名のみという現状は、改善が必要だと感じます。やることに意義はある。しかし、中身を充実していこうという姿勢は大切ですよね。芸術家へのリスペクトがもう少し佐賀市の文化振興の考え方の中に根付いていくと、このような試みが広がりを見せていくと私は感じます。そこで佐賀市に提案したのが芸術性の高い優秀な作品などを創作し活動を展開しようとしている芸術家を顕彰し選考をおこなう奨励賞を贈る試みを佐賀市においてできないかということでした。受賞者には受賞から一年の間に佐賀市にて作品の発表や地域や学校などでワークショップ等を行ってもらいます。こういう試みをすることで市の文化振興の発展にも繋がるし受賞者は作品を見てもらう場所ができる。ワークショップなどを開催することで芸術家と市民の交流も図れます。市民芸術祭で表彰式などを実施するというのも面白いかもしれません。提案は今回の答弁では研究案件に留まりましたが、佐賀市には、今後もさまざまな芸術活動を支援し芸術を通しての人づくりを進めていただきたいと思います。

 

佐賀市文化芸術人材バンクホームページ

 

他自治体でも奨励賞の試みが始まっているようです。事例参考とさせていただきました。

 

 

 

 

今週のトピックス

 

佐賀市神野の三溝線の車線減少実験が終わりました。周辺住民の皆様ご迷惑をおかけしました。さて、今定例会は、佐賀駅周辺整備関連の質問はしませんでしたが、ひとつアイデアが浮かんでいますので、次回の定例会まで調査をしてみようと現在考えています。なお、10月05日の閉会日に、佐賀県と佐賀市より佐賀駅の周辺整備に関してと、SAGAサンライズパーク(仮)に関しての説明がおこなわれます。ここで、新しい情報が出てくると予想しています。

 

 

↑ 佐賀新聞9月13日号 写真に私の姿が…猫背反省… (°▽°)

 

 

車道減少実験スタート JR佐賀駅北口

 

 

 

日々精進!来週も活動頑張ります。

永渕ふみたか

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