さて、おかげさまで、佐賀市議会議員を
拝命して、丸10年が経過しました
今日は、この10年間私が取り組んできた
神野公園再整備の質問について、
ハードの整備がいよいよ始まる今、
私の10年間の質問内容を振り返ります
私が議論を続けた神野公園再整備とは果たして何だったのか? 10年間の歩みを振り返る!!
いよいよ、パブリックコメントの募集も今年度の6月末で終わり、サウンディングも7月上旬までとなりました。すでに、再整備案というのは、指し示されており、それを骨子として、民間アイデアやパブリックコメント、そして検討委員会で再検討などがおこなわれ、令和7年度からは工事が予定されています。アイデア出しは今年度が最後という思いもあり、神野公園再整備について6月定例会にて質問をしました。終始、私が伝えたかったのは、若年層に喜ばれる公園づくりでした。只、これは、当初から難題と認識をしていました。理由は、こども遊園地がすでにあるからです。おそらく、執行部の協議、再整備検討委員会などでも、優先順位は後続になる認識を持っていました。しかし、思いを伝えることは重要です。若い人たちの思いを伝えることが、未来のこの町に住む人々にも、希望を与えるという考えもあり、やれることはやってきたつもりです。私は、この再整備がその結果として、歴史的側面のフィーチャーや環境的側面の再びの脚光を生み出すことができれば、それはそれで素晴らしいと思っています。ここまで歴史、環境、子育てのそれぞれの有識者がいろいろな立場を乗り越えて公園の未来を議論をしてくれました。未来に向けて、この神野公園を “守る” から、”活用” するのだという考えを、この公園を愛する全ての人々が共通して持つことができていれば、この公園の未来は明るいものと考えています。
いよいよ始まる神野公園の再整備を市民の皆様、どうか楽しみにお待ちください。
今回のブログでは、この10年の私の神野公園に関する一般質問の変遷の資料を添付してお示ししました。どのような議論がここまでされてきたのか、下記資料を参考資料としてご覧ください。
報道参考資料
報道参考資料
神野公園リニューアルへ佐賀市が基本計画案 桜の名所復活、茶室「隔林亭」で飲食も
平成25年12月5日 一般質問
■ポイント
初めての質問を見返すとコンセプトが統一されていないことを指摘をしています。
また、公園に若い人に来て欲しいので、動物園を充実しようと質問をしています。
答弁では、平成25年に※神野公園のあり方検討会の立ち上げを予定していることがわかります。
※あり方検討検討会は後に、方針が決まらぬまま、実質的に頓挫
令和元年12月10日 一般質問
■ポイント
二回目の質問を見返すと、民間活力の活用とパークマネジメントの必要性を伝えています。
また、こども遊園地の利用者が増えていることを伝えています。
この質問時に、あり方検討会が
令和元年度に整備方針を決定するはずが、実質的に頓挫し、二年もの歳月が何も実行されないまま流れてしまったことを指摘しています
佐賀市は再度利用者に対しアンケート
調査を行い、整備方針を慎重に進めていきたいと答弁しました
波紋を生んだとんぼ池廃止案
現在のとんぼ池
市執行部は、「財源捻出が難しい」と判断
この新聞記事の影響は大きいものがあった
令和2年2月20日
とんぼ池に関しての要望書提出
令和2年6月19日 一般質問
■ポイント
とんぼ池のあり方の総括を質問にて追求しています。
芝生広場や遊具の充実こそ、利用者増を生み出すと訴えています
再アンケートの実施を、特に若年層
アンケートの実施を訴えています。
答弁より、当時の秀島市長が再整備に慎重だという姿勢がわかります
当時、使用したパネル 若年層対策こそ
公園利用者増を生むと伝えています
令和2年9月15日 一般質問
■ポイント
こども遊園地の人気をお伝えし、その充実の必要性を訴えています
また大型バスの駐車ができない状況の改善をと訴えています
他にとんぼ池の大きさについて質問をしています。
答弁では、市民アンケートが実施されることと、しかし、コロナの影響で、公園利用者や近隣小学校及び保育園等への若年層アンケート調査はまだ実施できていないことがわかります
この時に使用した追求が及ばなかった
昭和40年の新聞記事の内容
この頃は、過去の新聞記事から公園の歴史を
知ろうと努力をしていました
過去の神野公園に関する新聞記事
参考新聞記事 神野公園の駐車場について
参考新聞記事
佐賀・「神野公園こども遊園地」昨年入場者が9万人 福岡・長崎からの来園も増加
令和3年6月4日 一般質問
■ポイント
令和2年度佐賀市のみどりに関する市民意識調査の結果について聞いています。また小動物園の移動をと訴えています
答弁では保育園の保護者や小学校
5・6年生の児童を対象にアンケート調査を実施したことがわかります
答弁では他に、佐賀市が私が提案した
パークPFIへ興味を示していることや、芝生広場の重要性について考えていることがわかります
再整備の進捗に関してはコロナ禍もあり、この頃もまだ佐賀市は引き続き
慎重な答弁が続いています。
こども遊園地の人気を伝える雑誌
神野公園こども遊園地が、他県の皆様に
大変人気を博していることが顕著に
令和4年12月6日 一般質問
■ポイント
動き出した神野公園再整備検討委員会の進捗について聞いています
また小動物園の今後についても聞いています
他に令和3年10月より新市長に就任した坂井ひでたか市長の考える神野公園像について質問をしています。
坂井市長は答弁で時代に合わせて
アップデートを行うことによって
未来につながる魅力ある公園に
していきたいと考えておりますと
この時、答弁をされています
いよいよ動き出した神野公園再整備検討委員会
現在の小動物園
小動物園については、移動動物園案などが現在議論をされている
状況が大きく動いたと感じた令和5年の
市長の新春記者会見
「7つの体験プロジェクト」
というコンセプトがこの時、初めて示された
令和5年6月20日 一般質問
■ポイント
再整備検討委員会の進捗について聞いています
また示された7つの体験プロジェクトについて聞いています
答弁では令和6年度の早いうちに基本構想を完成させる予定と答弁があり、過去には、市民の皆様への説明が不足したことにより、整備案の変更要望が市へ提出された経緯があることを念頭に神野公園再整備について丁寧かつ慎重に進めなければならないと考えていると答弁がなされました。
新しい未来が期待できる 「7つの体験プロジェクト」というキャッチコピー
当時、所属し委員長をしていた建設環境委員会でもパークPFIに関して視察(令和5年5月)
視察時に立ち寄った神戸の東遊園地
ここは本当に素晴らしい公園でした
(令和5年5月)
令和6年二月市長定例記者会見にて、
メインタイトルコンセプト
「New KONO PARK!
お殿様とみんながつくる水の公園」
が示される
参考記事
令和6年6月19日 一般質問
■ポイント
交通公園の敷地の再活用について聞いています
他に子ども若者のエリア拡大について聞いています
■ 6月定例会 永渕ふみたかの
神野公園再整備前、最後の提案質問内容
ここからは、私から交通公園の敷地について三案の提案をしたい。
まず交通公園の場所の変更案の一案として、あの敷地を駐車場不足解消のため、駐車場として再整備する案です。確かに有効です。私の計算では、114台から116台の新しい駐車場が生まれます。第1から第6までの現在の駐車場合計172台にも近づく、まさに駐車場不足解消に寄与する良案です。
次に第二案を示します。あの場所を神野公園の新エリア新子ども若者広場として再整備の目玉とするという案です。子どもたちのアンケートへの回答などに答える形で、考えて良いのではと思います。しかし、この案では駐車場不足は残念ながら解消できません。
そこで、最後、第三案
仮に第1案、交通公園を駐車場にするとなった場合、公園の駐車量は増えます。現在の神野公園の公園駐車場は、先ほど伝えたように172台、交通公園を駐車場にすれば、114台から116台の駐車場を新たに確保できます。これは、ここまで多く展開された公園駐車場不足議論へのアンサーになるでしょう。そこで、提案です。それだけ駐車場をもし増やせるのだとしたら、少し子どもたちのため、駐車場エリアを譲ってほしい。
現在のこども遊園地ジェットコースターの南側に13台止めることができる小規模の第3駐車場というのがある。そのスペースを、遊具設置なども含め、検討できる子ども若者エリアの拡張に使わせてもらえないだろうか?
この神野公園再整備において、子どもたちのために、再整備の目玉を作ってあげられないものなのでしょうか?
■佐賀市の答弁
神野公園再整備検討委員会にて交通公園については一体となって考えていきたいとの市長答弁もある。
どんな利活用をするのかの議論は
まだできてはいないが、
隣接する住民に配慮をしながら、
提案された三案を含め、協議検討をしていきたい
参考新聞記事
交通公園は、すでにその役割を終えているのではないだろうか
交通公園も再整備検討の対象になるべきであると私は感じます。
今回の再整備計画にて果たして神野公園に
新エリアを生まれるのか
■ 最後に私が考える再整備計画案を示します
★芝生広場