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2018年12月

日々精進!12月活動報告 11月定例会を振り返る

2018/12/28

こんにちは。永渕ふみたかです。皆様いかがお過ごしでしょうか?12月20日に今年度の11月定例会は閉会し16の市長提出議案中15議案を可決承認しました。今定例会では、1つの議案が佐賀市合併以来初となる否決となりました。9月定例会の総務委員会の審議中に発覚した旧富士小学校体育館改修問題の混乱がそのまま続いているそんな印象を感じたなんとも後味の悪い11月定例会となってしまいました。ここまでも、多くの佐賀市民の皆様より、今の佐賀市は大丈夫なのか?とご心配の声を頂戴しております。また、内部の市職員の皆様にとりましても、すべての職員が無秩序と思われることに傷心されているそんな方もおいでかもしれません。一部の職員の逸脱した行為は許されるものではありません。厳しい処分と共に、再発防止を佐賀市執行部には求めます。

 

 

 

今議会の一般質問でご提案した自動運転モビリティ

 

 

 

 

それでは、11月定例会を振り返ります。

 

 

今回は、佐賀駅周辺整備基本計画の整備方針ついて一般質問しました。

 

 

私の一般質問内容

 

① 市道三溝線の愛称の検討状況は?

② 佐賀駅北口駅前広場のシンボル樹の配植の検討は?

③ JRとの駅前広場協定の改定は?

④ 特区制度など規制改革の活用は?

⑤  自動運転のモビリティの市道三溝線導入の検討は?

⑥ 市民からの佐賀駅に関する要望の聞き取りはちゃんと果たせているのか?

⑦ 佐賀駅周辺整備基本計画策定以後のスケジュールは?

 

それに対する佐賀市の答弁

 

① 今後の地元検討会で意見交換を進める

② 具体的な整備内容やデザインは今後、設計の中で検討する

③ 駅前広場の再整備には管理協定の見直しが必要

④  今後、地元検討会で制度活用の可能性も議論したい

⑤  安全性に配慮した新たなモビリティに関する情報収集及び情報共有を行う

⑥  駅周辺の事業をよく知らないという声もあり市民への説明や情報発信が不足していた

⑦ 具体的なスケジュールはないが、ある程度方向性が決まれば市民の意見を広く聞いていきたい。

 

番号別解説(⑥⑦は答弁どおり)

 

① 市道三溝線の愛称の検討状況は?

 

整備が検討されている市道三溝線に新たな愛称が必要ではないかということを一般質問にて訴えて続けています。以前も書きましたが、2018年6月定例会では、ひとつの例としてSAGAサンライズ通りという愛称をご提案し国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会に向けてSAGAサンライズパーク(仮)にリンクした佐賀県と佐賀市の一体感が感じられる愛称をつけようと佐賀市にはお伝えしています。通り名ではないですが、11月11日に北海道開拓の父の島義勇の銅像がお披露目されたのですが、今回を機に近くの交差点名も「島義勇像前」と名付けられたと聞きました。新聞報道では、市は「新たなシンボルができる場所が分かりやすくなり市民や観光客にアピールできる」と判断したと書いてありました。駅北口大通り(市道三溝線)の名称も、ぜひアピール効果という点で佐賀市には今後も地元と意見交換を進めていただきたく思います。

 

② 佐賀駅北口駅前広場のシンボル樹の配植の検討は?

③ JRとの駅前広場協定の改定は?

 

新しくなる計画の駅前広場でのシンボル樹の配植というのは重要かなと思います。今後、広場を活用していく上で、イベント時にライトアップできるシンボル樹は佐賀駅の魅力向上に繋がるでしょう。例えば、年末年始に冬を感じられる空間演出は、駅前広場の魅力向上につながるのではないでしょうか。福岡市の博多駅前のクリスマスイルミネーションは、博多まちづくり推進協議会という団体がやっていらっしゃいます。博多駅周辺の民間企業およびJR関係者各位が会員となり、九州アジアの玄関口の魅力向上のため、日夜活動をされています佐賀駅と比較はできないけれども、シンボリックな植栽を佐賀駅の顔として創造することは市民が佐賀駅に滞留することとなりJR九州サイドの利益に繋がる行動を市民が起こす可能性にも繋がると感じます。そういう意味でもシンボリックな植栽をJR関係者と市民と佐賀市で佐賀駅の顔として育てていく展開が必要です。駅前広場を新たなに作るということは今までの駅使用に関するJRとの協定を見直す必要が迫られることになりますので、このタイミングでのJR側への強力な佐賀市からのまちづくりビジョンを指し示すプッシュが必要です。この部分の課題の進捗状況は、今後も議会で佐賀市と議論していきたいと思います。

 

④ 特区制度など規制改革の活用は?

 

福岡市は、現在、規制改革メニュー活用数16,認定事業数が35(平成30年10月23日現在)であり,国家戦略特区を活用する自治体の中で第2位となっております。その博多駅前で実施されている規制改革メニューの一つが、エリアマネジメントの民間開放いわゆる道路の占用基準の緩和です。通常、継続して道路を使用する場合、「道路の占用」に対する許可を得る必要がありますし、歩道上でのオープンカフェの実施やフリーマーケットなどのイベント開催などを行う際には、道路管理者による道路占用許可に加えて「道路使用許可」を受ける必要があります。それに対して通常は道路占有料の支払いが課せられます。これの適用を除外し、弾力的な道路利用をしていくことが可能になるというのが、この規制改革のメニューということになります。歩道という無味な公共空間に賑わいを演出してくれる屋台や、くつろげるベンチなどが存在することで、通りというものは魅力が向上し、その町も活性化していくものです。このような特区制度など国の示す規制改革メニューを佐賀駅周辺整備で活用していくことができないか?を佐賀市に問いました。今後、地元検討会で制度活用の可能性も議論したいと前向きな答弁をもらいました。期待したい部分です。

 

⑤  自動運転のモビリティの市道三溝線導入の検討は?

 

今回、こだわって提案質問をしたのがこの質問でした。10年後の未来を見越して質問を展開しました。佐賀市は、市道三溝線に関して、安全・快適な歩きたくなる空間を目指すと言っています。その歩きたくなる仕掛けというものを、歩きたくない側に協力していただくという考え方を指し示しました。グリーンスローモビリティの実証事業に現在多くの自治体が取り組んでいます。グリーンスローモビリティというのは、家庭用電気とソーラーパネルで走ります。そのためCO2排出量が少なく、低炭素型交通の確立に寄与できますし、時速20キロ以下しか出ませんので、安全な乗り物です。また速度が出ないためシートベルト装着や車体に窓を付ける必要性などがなく開放的です。

 

 

 

 

 

 

このグリーンスローモビリティ車両に、IOT技術の活用を施し自動走行運転システムの車両として、地域公共交通への導入の検討を開始する自治体が昨今増えてまいりました。生産年齢人口の減少による労働者不足を想定すると、自動走行システムなどの新しい交通システムの導入に自治体が舵を切ることは必然です。トヨタ自動車の豊田社長は、2018年1月トヨタをクルマをつくる会社からモビリティに関わるあらゆるサービスを提供する会社、「モビリティカンパニー」に変革すると発表されました。その後、通信大手のソフトバンクとモビリティ戦略を加速させるための共同会社を設立したことは報道等でご存知の方も多いのではないでしょうか。20キロ以下を遅いという方もおいでかもしれませんが、社会実験においてはA地点からB地点までの一般車両との走行時間の差は40秒しかないという結果も出ていますこれは信号や歩行者で止まることの多い道路においては、走行車両はスピードをやみくもにあげることがないからです。首相官邸が発行している官民ITS(高度道路交通システム)構想・ロードマップ2018によると、無人自動走行移動サービスの官邸の計画は、2020年東京五輪時期に限定地域での無人自動運転移動サービスの実現、2025年の大阪万博の年には全国各地域で無人自動運転サービスの実現となっています。すでに近いところでは、大分市の大分駅をスタートとする車道1.2キロで自動運転バスの実証走行がこの10月スタートをしています。このグリーンスローモビリティ導入実証事業というのは、事業費の3分2は国からの補助となっていて、国土交通省の平成31年度概算要求にもこのモビリティの推進事業が含まれています。歩きたくないという人が乗っている乗り物が、その道路の歩きたい人々にとっての仕掛けとなる。例えば福岡の屋根のない2階建てオープントップバスを福岡に行くと見ますが、バスから乗客が手を振り、道路を歩いている人が手を振り返す風景は見ていてもなんとも微笑ましい風景です。人は普段見ることができない風景に心が動かされます2023年に佐賀県で開催される国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会の時に、このようなモビリティが運行していれば環境にも考慮した新たなテクノロジーを活用している自治体として来訪者にPRすることもできるでしょう。私は、佐賀市交通局と現在の地域交通システムの未来に関しての情報共有を図りながら、モビリティ車両や自動運転システムを活用した三溝線の歩きたくなる仕掛け作りができないものかと考えています。提案質問に対する佐賀市の答弁は、まだはっきりしないものでしたが、情報収集及び情報共有を行うことは約束してくれました。今後も自動運転システムの実証実験の意味などが佐賀市の未来にとってどれだけ有意義かという部分も合わせて佐賀市にお伝えしていこうと思います。

 

 

11月定例会では議案質疑もおこないました。

 

第116号議案 佐賀市健康運動センターの指定管理者の指定について

 

 

1.指定管理者が来年度より3社から4社に増えたことで、それに伴い、各団体の経費の再配分率に変更が出るのか?

2.設立して間もない財務基盤が不安定な団体の業務遂行能力を把握する上でスタッフはどのよう立場の方々なのか?

3.その方々のこの運営分野での業務従事経験年数は?

 

この三点を議案質疑致しました。

 

所管する総務委員会委員各位からも委員会においての議論の論点が整理できた良い質問でしたよ。とお褒めの言葉を多くいただきました。反省点としては、答弁において新たな団体の再配分率が0だと分かったときに、なぜ0なのですか?と切り返しの質問ができなかったことですかね。まだまだ議員としての実力不足を痛感しました。しかし私の感じた疑義のバトンは総務委員会委員各位が受け取っていただき議論をしていただいたので、今は満足しています。今回の指定管理者の指定は業務遂行能力という点で疑義を感じる部分が多かったです3月議会に提出される新たな案を改めて精査したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐賀市健康運動センター 指定管理者案に疑義

 

 

 

 

 

トピックス 市政報告会を終えて

 

神野校区の三溝自治会でおこなった市政報告会の席上、市民の方が「佐賀市の副市長が佐賀駅周辺整備構想推進室の室長を務めていらっしゃると聞きましたが、ここのところの旧富士小学校体育館改修問題に関する報道を見るにつけ、計画を主導したとされる副市長が佐賀駅周辺の計画を引っ張っていらっしゃるということに、一市民としてなんだか信用できない気持ちが芽生えています。」とおっしゃいました。旧富士小学校体育館改修問題において佐賀市民の皆様に不安を抱かせている今の現状というのは、大変、憂うべく事態であると考えています。11月定例会では一般質問の冒頭、この点を副市長に聞いてから本題に入りました。今後も佐賀駅周辺整備基本計画が一部の考え一部の人のための計画にはならない市民の多くの夢が投影される計画であってくれることを心より願っています。なお、今回の質問内容は新聞でも多く取り上げていただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市政報告会では佐賀駅北エリアの住民の皆様と建設的な議論をすることができました。

 

 

     

 

 

朝日新聞掲載

 

 

 

 

 

佐賀新聞掲載

 

 

一般質問ピックアップ 佐賀新聞

 

 

トピックス②   私の家に第二子の男の子が誕生しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐賀新聞 ひびのハピバァコーナーに掲載していただきました。

 

 

 

これからも、二人の子どもたちと妻のため、

もちろん、この佐賀市に住むすべての人たちの幸福のため精進を続けます( ^∀^)

 

日々精進!来年も活動頑張ります。  皆様良いお年を・・・

永渕ふみたか

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