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日々精進!12月活動報告① 神野公園再整備、医療的ケア児対策、佐賀駅前三溝線再整備についての質問を振り返る

2019/12/13

こんにちは。永渕ふみたかです。皆様いかがお過ごしでしょうか?

11月定例会一般質問の登壇が終わりました。

質問をする上で、

佐賀市の出方も想像しながらシミュレーションをしていくわけですが、

本当、自分のシナリオ通りに進まないものです。

そこで初めて経験不足を感じたりするのですが、

そこも含めて、自分の思いを伝え、他者の考えを聞くことが

改めて重要だと知ることとなります。

不器用な自分だからこそ,

この佐賀市議会の中でやらなくてはいけないことがあると

今年最後の一般質問を

終えた今、改めて自分に言い聞かせています。

 

 

 

11月定例会では、鳥取県境港市の水木しげるロードを取り上げ、

三溝線再整備について質問をしました。

 

 

活動報告(12月02日〜12月08日)

 

02日 議会対応

03日 議会対応

04日 一般質問 伊勢会

05日 一般質問 正副委員長レク 地域巡回指導

06日 一般質問

07日 シシこむ反省会

08日 消防団器具磨き 佐賀バルーナーズ試合見学

 

 

 

 

 

 

今週のピックアップは、

11月定例会一般質問の振り返りです。

 

 

 

 

 

■ 神野公園の再整備について

 

 

質問内容

(1) 神野公園再整備計画について
(2) 神野公園の来訪者数の推移について
(子ども遊園地等含む)
(3) 公募設置管理制度 Park-PFI について

 

 

 

■ 解説

議会に指し示された神野公園再整備計画の整備プラン(案)を見せていただきますと、案ではございますが、現在の公園と大きく変化している部分が多く見受けられます。案によると小動物園、とんぼ池などがなくなり、芝生広場が充実されることになるということが分かりました。しかし、この再整備計画、平成30年度に基本計画を策定し、平成31年度。今でいう令和元年度の今期に整備方針を決定するというのがタイムスケジュールだったはずですが2年もの歳月が何も実行されぬまま過ぎてしまっています。まずは、この状況の打開を訴えた後、公園運営において民間業者が持つアイデアで、その公園の施設の市民の満足度に差がつくことを指し示し、パーク‐PFIという制度をご提案いたしました。平成29年に施行された公募設置管理制度パーク‐PFIは、自治体が管理する都市公園内などで、民間事業者に飲食店や売店などの収益施設などの整備運営をしてもらい、その施設からの収益の一部を活用し、公園施設の整備改修などをおこなう制度を言います。神野公園に、もし芝生広場ができる可能性があるとすれば、パーク‐PFIの有効活用は、いずれ語られるべきこととなります。さて皆さん私だけでしょうか?民間活用で生まれた芝生広場の前に建てられたお洒落なカフェで美味しいコーヒー飲んだりしたいと思っているのは?今指し示した可能性は、民間の力を借りれば、神野公園においてもできる予感がいたします。神野公園の新しいあり方は、私の考えとしては、全市民的に議論が必要なのではないかと感じています。今の公園を愛している市民の方もおいででしょうし、令和の時代の新しい公園を求めている市民の方もいらっしゃるでしょう。全市民と神野公園をどんなものにしたいのか?私は、もっと神野公園の未来については多くの市民を巻き込んで議論をするべきだと思っています。今後も議会にてこの案件取り上げていきたいと思います。

 

 

■ 答弁を振り返る

神野公園再整備に関しては、財源の確保、市民の幅広い意見の集約、整備の時期など一つ一つの問題をクリアし進めていくと答弁がなされました。パーク‐PFIに関しては、公園利用者と公園事業者の意向を聞きながら、調査研究を進めていくことを佐賀市は約束してくれました。また行政、民間事業者、市民が手を取り合って民間活力で公園を変えていくパークマネジメントに関しても調査、研究をすることを約束してくれました。進捗の遅れに関しては、トンボ池や小動物園の必要性を訴える考え(平成24年調査)も多く見られるとのことで、今回の整備案を基本とし、再度、市民アンケート調査をおこない、慎重に計画を進めると答弁がなされました。

 

 

 

 

 

 

この整備案についてはもっと市民も知る必要があると思います。

 

 

 

 

■ 医療的ケアの必要な児童生徒への対応について

 

 

 

 

質問内容

(1) 体制整備について
(2) 保護者の付き添いについて
(3) 実態調査について

 

 

■ 解説

医療的ケアの必要な児童生徒への対応について教育長にお聞きしました。医療的ケア児が、子どもらしく同世代と一緒に育つ環境整備は、厳しい教育現場の現状を理解しつつ、言わせていただくと佐賀市教育委員会の未来に向けての責務でもあると考えています。医療的ケア児を普通学校で支える点について今は黎明期なのかもしれません。私が一番こわいのは、障がい児を持ってしまったために、経済的にも心理的にも保護者が負担を強いられるのは仕方ないという考え方が市民の中の大半の考え方になってしまうことです。一般校で障がい児が学ぶというのは、地域にとっても一緒に学ぶ子どもたちにとっても良いことのはずです。質問では、普通学校への看護師配置の進捗状況を教育長に聞きました。

 

 

■ 答弁を振り返る

現在看護師配置はおこなっていないが、取組は三つやっていると答弁がありました。一つは、特別支援学級支援員の配置、二つ目は、個別支援の会議の実施です。そして最後は、今年度始まった取り組みとして、佐賀地区医療的ケア連絡会の発足を挙げられ、こちらにて、効果的な支援策を効果的に検討していくことを教育長は答弁されました。また、看護師の一般学校の配置に関しては、国の事業にある医療的ケアが必要な児童生徒のための看護師配置事業の動向を念頭に置きながら、佐賀地区医療的ケア連絡会の方針にて、取り組みを前に進めたいと答弁がありました。

 

 

 

 

 

 

 

■ 市道三溝線再整備について

 

(1) 歩きたくなる仕掛けづくりについて
(2) この事業のアピールポイント(目玉)を何と考えているのか市長の考えを問う
(3) 他市の事例の活用について

 

 

■ 解説

 

佐賀県のホームページ上にある歩くライフスタイルの推進に関するリーフレットによると、交通分野における長期的視点として、佐賀市と連携したSAGAアリーナへのアクセスルート整備を県は掲げています。佐賀県は、歩くことで人的交流を盛んにすることで、車が中心でなく人が歩いて移動できるまちづくりが進み、県民が暮らしやすく、県内を訪れる観光客らも過ごしやすくなり、交流が活発になると考えているようです。質問にて佐賀県の歩くライフスタイルに対しての佐賀市の考え方を聞きました。その後、鳥取県堺港市の水木しげるロードのお話しをさせていただき、イメージコンセプトの統一の必要性を訴えました。

 

 

 

三溝線再整備をする上で水木しげるロードで私が学んだこと

 

○コンセプトの統一の重要性

 

水木しげるの世界観を表現するために公共物はほぼすべてにおいてコンセプトが統一されていました。マンホールの蓋のデザインも統一されていました。

 

○舗装デザインの重要性

 

水木しげるロードは一般的な舗装デザインとならない工夫がされていて色合いにコントラストがついていることで、来たことない空間を歩いている気持ちになれます。

 

 

○休憩スペースの必要性

 

ポケットパークの必要性はここまで佐賀市と議論してきましたが立ち止まることができる休憩スペースは必要性大だと感じます。

 

○公共用トイレの必要性

 

水木しげるロードでは、ほぼ中間地点に配置されており来訪者は安心感を持って散策ができているようでした。

 

 

○歩きたくなる仕掛けの必要性

 

写真映えスポットを多く作ることは大事です。水木しけるロードでは写真撮影を楽しんでいる来訪者が大変多かったです。銅像オブジェも目を引きましたが大きなインパクトある看板を置くだけでも歩く楽しみが増すことがわかりました。

 

 

アートベンチは楽しい仕掛けになる

 

水木しげるロードの周辺店には必ずベンチがありましたし塗装、造形などありとあらゆるベンチがありました。

 

 

○個性的な愛称標識は仕掛けとなる

 

入り口出口に個性的な愛称標識があると訪れたことへの満足度が増すことがわかりました。また道路に愛称をつけることは、ここまでも佐賀市にお伝えしてきましたが重要な要素であることは間違いないようです。

 

 

 

質問時使用の

「三溝線再整備をする上で水木しげるロードで私が学んだこと」 パネル

 

 

また、質問において

その中でも改めて重要と感じた

 

コンセプトの統一を

訴えました。

 

ここが大事で、

 

これがないと楽しく歩ける道は成立しないと思います。

 

しかし、水木しげるロードのように全国民が知っているゲゲゲの鬼太郎などのコンテンツが佐賀市にあるかと言うと、すべての市民を振り向かせるまでのコンテンツはこの町はないというのが事実だと思います。では、佐賀の歴史で通りのコンセプトを統一してみてはどうかと言う声もよく市民の方から聞きましたが、それは、佐賀のメイン通りであります中央大通りで今銅像を並べてやっているわけです。そこで、私は、三溝線は大きく

 

コンセプトを

「スポーツ」に絞ってみてはどうかと

佐賀市に伝えました。

 

これは、10月開催の市民向けのワークショップでも市民の方よりご意見をいただいていました。

ただ、「スポーツ」というコンセプトだけではありがちな感もある。

 

そこで「スポーツにおける勝利」というコンセプトに舵を切ってみてはどうかと思っています。

 

SAGAビクトリーロード構想 です。

 

あの道を全国初の勝利を目指すための道 勝利に酔いしれるための道ビクトリーロードに生まれ変わらせるのです。私のイメージとしては、通りに、勝者のみが到達し得ることができたアスリートが勇気を得ることができる金言を通りに張り巡らしてはどうかと考えています。

 

かつて、

 

世界的名バスケットボール選手 マイケルジョーダン は、

 

不可能という言葉はあっても、挑戦しないという言葉はない

 

という金言を残しました。

 

ラグビー選手の五郎丸歩選手やサッカースペイン代表のフェルナンドトーレス選手が残した言葉、甲子園優勝の佐賀商業、佐賀北高校野球部などが残した言葉には、市民の生活にも勇気をくれる勝利の言葉があるのではないでしょうか。

コンセプトを「スポーツ」に絞り、この通りを歩くことで勝者のメンタリティーを得ることができるそんな道にしていく。

 

勝利のベンチ

勝利の神社

勝利のモニュメント。

 

勝利をキーワードにするといろいろな仕掛けが創造できます。

 

 

「勝利」

 

がコンセプトの道 

 

SAGAビクトリーロード

 

の提案

副市長はどう答えたのでしょうか^ ^

後ほど振り返ります。

 

 

 最後の質問では秀島市長に、

SAGAサンライズパークに向かうため佐賀駅から歩いてもらう仕掛けの必要性を訴えていながら、そのための目玉を打ち出せていない事実をお伝えし、車に頼った生活からの開放という大きな課題の解決を佐賀県同様に佐賀市民の中に醸成していくためこの三溝線が果たす役割は重要ではないのかと訴えこの事業の目玉(めだま)を何と考えているのか?を聞きました。

 

 

■ 副市長の答弁を振り返る

 

歩く文化を創造したいとする佐賀県の歩くライフスタイルの確立の施策とは、三溝線再整備事業は親和性が高いと副市長が考えていることがわかりました。また、三溝線を国も県も認める歩くライフスタイルの確立のモデル的路線と言われるように取り組みたいと答弁をもらいました。また水木しげるロードに関する質問から提案したSAGAビクトリーロード構想の提案には、副市長は、プロ野球の広島カープの球場周辺のカープロードを歩いたことがあることを指し示され、これから勝つぞ!!という気持ちになれて飽きずに歩けたと答弁され、私のアイデアへの理解を示されました。ただ、一方の考え方として、仕掛けをいっぱい詰めすぎることも大事だが、シンプルなことも重要ではないかと示唆され、賑わいと落ち着きの両方があることも必要ではないかと考えを述べられました。

 

 

 

 

市道三溝線再整備には、

 

市民が納得できる目玉が足りていない。

 

秀島市長の考えを知りたい!

 

■ 秀島市長の答弁を振り返る

 

市長は 健康に歩いてもらうという考え方が重要であると考えているようで、1.4キロを歩くことが遠いとは思っていないようでした。こちらが示したコンセプト「スポーツ」という考えもヒントの提案であったと感じてくれているようで、提案をした甲斐があったと思っています。いろいろなものを集めすぎると変な道路になるので、シンプルさとゆっくり歩く道路が大切だと思っているとも話してくれました。市長の提案としては、通りにおいて四季の花が楽しめ、歩道に木陰があることを望んでおられ、そのためには、佐賀市のみではできないことも多いので、地域住民と道路沿いの企業みんなで手を取り合い花が見られる通りになれば良いともおっしゃっていました。またポケットパーク的なものが、メインエリアの部分としてあるのが良いのかもとイメージを持たれているようでした。

 

 

 

 

ここまで、秀島市長に三溝線再整備の件、質問することはありませんでしたが、

質問をしてみて佐賀市の三溝線に対しての考え方の理解が深まったので

質問をして良かったと今は考えています。

 

 

 

さて、11月定例会も終盤、来週は文教福祉委員会の常任委員会での議案の審査が始まります。

 

 

日々精進!来週も活動頑張ります。

 

 

永渕ふみたか

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